
いつもは会社帰りに改札を右へと急ぐのですが、その日は寄るところがあり改札を左へ。すると普段仕事で見慣れているものが置いてあることに気づきました。
トイレの前へと続く通路の片隅で、静かに、けれど力強く黄金色の輝きを放つオブジェ。これは彫刻家・清水九兵衞による1968年の作品『作品 C』です。

無機質な駅の空間において、真鍮の柔らかな曲線と重厚な質感はどこか異彩を放っています。以前は別の場所にあったものですが、現在はここが定位置。日常のルートを少し外れただけで、時代を超えた造形美に触れられる、贅沢なアートスポットを見つけました。
ヒロト